2007.08.17
「アムステルダム建築散歩 」

今回はじめて滞在したアムステルダムは大きな都市の印象がありましたが、実際には運河が流れトラムが走るコンパクトな街です。
中心部はそれこそ伝統的なオランダ建築でレンガ造りの古い建物が並んでいます。
ヨーロッパはどこの国でも比較的同じですが、どんなに古い建物でも中をリノベーションして住む事がとてもポピュラー。
だから街の景観を保ちつつ、新しい暮らし方も受け入れる事ができるんだなと感心させられます。

  

  

  

買い付けの途中でアムステルダムの臨海地区まで足を伸ばしてみました。
といっても行き方は簡単。いつものトラムで島(人工の島)へ渡ります。
ここ数年開発が進んでいる臨海地区にはいくつか島があり、若い層の住宅地域でもあるといいます。
中央へのアクセスも良く海を眺めながら暮らせる集合住宅がたくさんあります。
さっきまで見ていたレンガ造りの伝統的な建物とは一変して、モダン建築が並び、建築雑誌で見ていた建物もいくつか見つける事ができました。
きっと仕事ではなく旅行で来ていたなら、たくさんのオランダ建築を見て回るだけで十分楽しめるのに・・・!



 

楽しみにしていたオランダのデザイン。
実験的で攻撃的、とも評されるダッチデザインですが
どこかユーモラスで、カッコいいだけでは終わらないチャレンジ精神(?)みたいなものを強く感じました。
北欧のデザインが「用の美」を追求したストイックな美しさだとしたら
ダッチデザインは奇抜だったり、カラフルだったり、時にはドキッとするほどアイロニカルだったり。
アイデアをストレートに形にする強さがありました。
言葉はわからなくても、オランダの建築のすごさは見ればわかる。
プラモデルがそのまま実物になったような建築なんて、ちょっとわくわくします。
建築好きな方には「アムステルダム建築散歩」、かなりオススメです!